生産者の紹介

この方にインタビュー

生産者である、布目 已佐子さんの写真
ぬのめ みさこ

布目 已佐子さん

VAC(名古屋市中川区)

生産しているもの

白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど

VACとはどのような団体ですか

VACの活動の様子

VACは「Vegetable Active Club(ベジタブル・アクティブ・クラブ)」の略で、野菜づくりを中心に、販売や加工、体験活動まで行っている女性生産者の農業グループです。

自分たちで育てた野菜を直売所や朝市で販売したり、幼稚園や小学校を対象とした収穫体験や親子での料理体験など、野菜に直接触れてもらう活動も行っています。

野菜を生で販売するだけでなく、規格外のものを活用してトマトケチャップやスイートポテト、ドライパセリなどの加工品づくりにも取り組んでいます。

生産しているものの特徴や魅力は?

生産している白菜

白菜やキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーをはじめ、八事五寸人参、大根など、季節に応じた多品目の野菜を栽培しています。

中でも野崎白菜は、地元で種を受け継ぎながら育てている名古屋の伝統野菜で、水分が多く、肉厚で味わい深いのが特徴です。

近年は猛暑の影響で、特に人参を発芽させるのに苦労したり、キャベツやブロッコリーも暑さで生育が遅れるなど、自然と向き合いながらの栽培となっています。

一日のスケジュールまたは年間のスケジュールを教えてください。

作業は朝8時半から始まり、13時頃に終了します。
畑は住宅街にあるため、早朝や夜間の作業は行わず、機械の使用にも配慮しながら、主に手作業で進めています。
年間を通しては、作物の生育状況を見ながら作業内容を調整しており、白菜は9月中旬に種をまき、10月下旬頃に間引きを行い、12月に収穫しています。
近年は暑さの影響が大きく、野菜全体の生育が例年より遅れる傾向にあります。

農業に携わって大変なことや気をつけていることを教えてください。

草取りや収穫など、気温や天候に関わらずやらなければならない作業が多く、体力的に大変な面があります。

また、虫がいなければ農薬を使わなくて済むのですが、現実には必要です。特に都市農業では、住宅が近いため農薬散布に気を使います。女性だけで農業をしているので、重い農薬散布機を背負うのも大変で、野菜によって使える農薬が異なるため、その管理も難しいです。

農業に携わって日頃感じていることを教えてください。

農業について語る布目さん

農業は手間や時間がかかる割に収入が安定しにくく、資材費や肥料代が負担になることもあり、赤字になってしまう年もあります。
農業だけで生活を成り立たせることが難しく、後継者がなかなか育たないという課題も感じています。

一方で、新鮮な野菜を自分たちで育て、それを食べられることは大きな魅力です。
自然の中で体を動かしながら作業できることや、若い人も含めて仲間とワイワイ話しながら取り組める点にも楽しさを感じています。
また、個々が持つ畑や借りている畑を活用しながら、グループとして協力して農業に取り組めることも良さの一つです。
「どうやって食べたらおいしいか」を伝えるため、地元野菜を使った料理やレシピも、みんなで実際に作りながら考えています。 地元の野菜を知ってもらい、食べてもらい、「おいしい」と言っていただけることが何よりの喜びです。

収穫前の畑の様子
白菜を収穫する様子
VAC内での話し合いの様子